top of page

HELLO.

大橋ゼミホームページをご覧いただき、ありがとうございます。第9期ゼミ長の勝浦です。

当ゼミの概要についてご説明させていただきます。

WHAT WE STUDY.

大橋ゼミは「産業組織論」をテーマとするゼミです。

一般に、産業組織論とは応用ミクロの一分野であり、「企業行動や消費者行動の考察を通じて、産業や市場のメカニズムについての理解を深める」ことを目的にする学問です。経営戦略やマーケティングとも関係が深く、競争政策や産業政策をも考察対象としています。

そのため、公共性の高い話が取り上げられることもよくあります。

大橋ゼミでの学びは、多様な興味関心に基づいたテーマ設定がなされており、2022年度の活動ではゼミ論として以下のようなテーマを取り上げました。

・企業のプラインシングの妥当性
・北陸新幹線開通の経済効果
・漫画の海賊版サイトへの対策と、サブスクリプションサービスの可能性

ご覧の通り、話題性の高いトピックが多く、現実の経済社会で起きていることに取り組むことができます。

 

これは大橋ゼミの一つの特徴であります。

実際の社会において、理論がそのまま適応されるというケースは多くありません。

何が起きているのか、どうしてこのような現実になっているのか、という問題意識を持ち、実証分析していくという姿勢を大橋ゼミでは大切にしています。

もちろん、我々は経済学の理論を軽視しているわけではありません。産業組織論の教科書の輪読を行い、思考の基礎的な枠組みを獲得する取組みも行なっています。

この「理論と実証」こそ、大橋ゼミの大きな魅力であると言えるでしょう。

また、実証分析においては数字を用いることが効果的です。

そこで、大橋ゼミでは、プロアクティブ・ラーニングセミナー(サブゼミ)において、計量経済学に取り組みます。

ここでゼミ生が主体となって丁寧に学習して、R等の統計ソフトを扱えるようになることを目指します。

統計にあまり自信がないという場合でも、心配ありません。

 

さらに、「議論と質問」を重視することも大橋ゼミの特徴です。

誰かの発表や意見を受けて議論・質問することは非常に高い効果があります。

自分の頭で考えてそれをアウトプットしあうことで、新たな視座を獲得したり、自分の意見が明確になります。

質問をするというのは、いざやろうとすると想像よりも難しかったりするものです。初めから鋭い質問ができる人は多くありません。

日々のゼミの活動で、時には失敗することもありますが、恐れず質問することで次第にできるようになっていきます。

何よりも、この活動自体が極めて刺激的であり、私も大教室における授業とは全く異なる面白さを感じています。

OUR FRIENDS.

経済という大きな学問を学ぶにあたって、手触り感を掴むことは非常に難しいことであると感じます。「財政政策を行うことによってIS曲線がシフトし、国民所得が増加する」「自動車のレモン市場において逆選択が起こる」新聞を読んでいると、確かにそうかもしれないと感じる瞬間がある一方で、なんだか遠い世界の事のように感じるというのが私の正直な感想です。


産業組織論を学ぶ大橋ゼミでは、実際の企業についてや個別具体的な競争政策についてなど、より身近な事象にフォーカスを当てて学習をしています。テーマは独占・寡占や交通運賃など、the産業組織論なものはもちろん、観光やGX、時にはゲームキャラクターのビジネスモデルなど、さまざまな角度から経済を見つめ、ゼミ生同士議論を重ねています。経済学界の第一人者でいらっしゃる大橋先生も、学生が考えもつかないような視点から鋭い指摘やご意見をくださるため、ゼミに行くたびに大きく自らの思考がブラッシュアップされていくのを実感しています。


また、ゼミ後の食事会はもちろん、レクや合宿など、ゼミの時間外でも幅広く活動を行っており、皆さんが楽しんで学べるコミュニティをご用意しております。大橋ゼミにはユーモアに溢れ、一緒にいるだけで楽しい仲間が揃っています。ぜひ大橋ゼミと一緒に最高の本郷生活を送りましょう!

東京大学 大橋ゼミ
9期ゼミ長 勝浦央就

bottom of page